シンスプリント・オスグッド・シーバー病専門外来 つつじが丘接骨院のブログ2

当院では、シンスプリント、オスグッド、シーバー病などの痛みを中心として専門的な治療を提供しています。当院の治療の最大の特徴は、痛みを取るための装具をすることにあります。「装具を装着した日から効果を発揮する!」「何回も通院する必要がない!」などの特徴があります。
治療を繰り返しても、再発してしまったら何の意味もありません。
このブログでは、その効果や製作に至った背景を書きたいと思います。

シンスプはカラダの硬さが原因なのかと言えば、


それは明らかにNOだと言えます。


まず、それを統計的な数値から検証してみたいと思います。


これは平成11年度における高校生のクラブ活動別の人数です。

競技別人口 高校

最も競技人口が多いのが硬式野球で166000人。


二番目にサッカーで159000人。

(おそらく今はサッカーになっているのでないかと思いますが)


その後に、バスケ、陸上、バドミントンなど続いて、


最も競技人口が少ないのが水泳(飛び込み)の92人となっています。


当時の当院のシンスプ外来に来院された高校生の患者さまを対象として調べてみると、


競技人口のわりに突出して来院患者の多い競技が、


実は器械体操なのです。


では、シンスプの実数の多い競技は何かというと、

野球やサッカーがシンスプの患者数も多いものだと思うのですが、


最もシンスプの実数が多い競技は陸上となっています。


あくまでもこれは当院に来られた患者さまの統計ですから、


確実なものではありません。


しかし、統計の上では、


器械体操のシンスプ来院患者率が高いということは興味深い数字だと言えます。


なぜなら、器械体操の選手はカラダが硬くては成り立たない競技だからです。

このような統計は誰も知らないことです。

しかし、統計を取ることでしか得られない治療の発想があるのです。

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昔はシンスプが来院することなどあまりなかった時代です。


それは、シンスプの発症率が現在ほど高くはなかったからだと考えています。


正直なところ、


そのような時代にシンスプの患者さまが来院されても、


その原因や治療法について、それほど真剣に考えたこともありませんでした。


とりあえず休ませておけばよい、というのが治療の基本でした。

実際、そのような対応だけで治療が完了していたのです。


シンスプが再発を繰り返しやすい痛みなのだということも考えたこともなかったのです。


しかし、そのような時代ではなくなってきています。


なぜなら、シンスプの発症率が大きく上がってきているからです。

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珍しい疾患ではなくなってきているのです。

中学生の年代だけをピックアップしても、

オスグッドよりも発症率は高いと思われます。


シンスプで苦しむ患者さまを診てきて、


もっと真剣にシンスプの原因について考えなければならないのではないか?


というのが、シンスプの治療法について考え始めたきっかけでもあります。


体の硬さがシンスプの原因ではない、ということは、


治療を提供する側も気付いていることだと思います。


でも、昔からそう言われているから、

それが原因なんだと思い込んでいるだけなのです。


次回から、


少し突っ込んで書いてみたいと思います。

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では、今回からはシンスプとカラダの硬さということで書きます。


このブログをお読みでシンスプを患ってしまっている方の中には、


「シンスプリントはカラダの硬さが原因である」


と言われた方もさぞかし多いことだと思います。

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治療院の先生やドクターからこのように言われてしまうと、


「確かにそうなのかな」、と思い込んでしまっている方も多いと思います。


まず、なぜカラダの硬さがシンスプの原因とされてしまったのか?


ということについて触れてみたいと思います。


カラダの硬さがシンスプの原因だと言われているのは、もうずいぶん昔からです。


私が研修をしているころから、そう教えられてきました。

(今でも、そのように教えているのがほとんどですが)


数十年前は、現在ほどシンスプの症例は多くはなく、


また、検査機器にしてもレントゲンしかありませんでした。


シンスプ→疲労骨折という流れも認識されていなかったような時代です。


そもそもシンスプの患者さまも現在ほど多くなかったというような状況です。


当時は、この痛みについて、


・何が原因なのか?

・なぜこのような痛みが出るのか?


ということについて、真剣に考えたことなどなかったのです。


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このテーマのまとめとして、


当院のシンスプリント外来に来られた患者さまのケースをご紹介します。


彼女は中学で陸上競技(短距離・ハードル)をしています。


当時中学3年生でしたが、1年数か月前からシンスプを患っています。


ということは、中学1年生の時から痛みが続いているということです。

患者さま1


その時に通院されたクリニックで、


「偏平足が原因だから、インソールを作ってください」言われました。


彼女の場合は外脛骨(足の骨の変形のことです)を持っていたために、


そのような診断にいたったのだと推測されます。


早速、足の型を取りインソールを作られたのです。

扁平足インソール
※こちらのインソールの画像はイメージです。      

当然、自分の脚専用に作ってあるのですから、


しっかりとシンスプが治るものと思っていたのですが、


結果はそのようにはいきませんでした。


走っても痛みは変わらない!ということです。


最初は痛みが出ても、


インソールさえしていればしっかりと効果が出てくれる、と考えていました。


でも、何か月経過しても痛みはなくなりません。


その結果に、インソールではシンスプの痛みはなくならない!


と判断されて当院にご連絡をいただきました。


早速、当院でシンスプ装具を製作されたのですが、


翌日からしっかりと痛みもなく、練習に復帰出来るようになったのです。


これは、シンスプは偏平足の結果ではない、ということを示しています。


このようなケースは彼女だけではありません。


インソールで治そうとされている治療所・診療所は多いですが、


結果が伴わない治療になってしまうことの方が多いのです。


次回からは、「
シンスプと体の硬さ」について書きます。


シンスプリントと体の硬さについては、その原因として言われることが多いのですが、


はたしてその真相はどうなのか?ということについて書きます。


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では、シンスプと偏平足の関係についてということで、まとめてみたいと思います。


これまでに書いてきましたが、


シンスプの原因として、

偏平足はそれほど重要視するほどのことはないということです。


偏平足をシンスプの原因とするには無理があるということなのです。


なぜなら、偏平足であってもシンスプにならない人はたくさんいるのです。


逆に、偏平足でないのにもかかわらず、シンスプで困っている方はたくさんいます。


両脚が偏平足なのに、片足のシンスプで悩んでいる人もたくさんいます。

偏平足バツ

いろいろなシンスプの患者さまの脚を観察していくと現実が見えてくるのです。


その見えてきた現実を検証していくと、


シンスプの原因というものが見えてくるのです。


よく、シンスプを発症された方に対して、

インソール(靴の中敷き)を処方されるケースがあります。


足の接地の状況によって、


それを改善するためにインソールで改善させましょうというものですが、


シンスプの場合は足のアーチを高くするようなインソールが処方されることが多いです。


偏平足がシンスプの原因であるとするのであれば、


足のアーチが高くなることでシンスプは改善されるはずです。

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しかし実際にインソールを敷いたところで、

シンスプが改善されたというケースは見たことはありません。


私自身、現在の装具療法を確立する前にインソールを勉強していました。


しかし、どのようなインソールを処方したところで効果が出なかったという経緯があります。


つまり、偏平足はシンスプの原因とはなりにくいということなのです。


このブログをお読みの方で、偏平足がその原因だと言われた方は、


ご自身の痛みの経過をよく見極めていただくことがとても重要です。


次回は、シンスプと偏平足の関係についてのテーマのまとめとして、


実際の患者さまのケースを紹介したいと思います。


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