シンスプリント・オスグッド・シーバー病専門外来 つつじが丘接骨院のブログ2

当院では、シンスプリント、オスグッド、シーバー病などの痛みを中心として専門的な治療を提供しています。当院の治療の最大の特徴は、痛みを取るための装具をすることにあります。「装具を装着した日から効果を発揮する!」「何回も通院する必要がない!」などの特徴があります。
治療を繰り返しても、再発してしまったら何の意味もありません。
このブログでは、その効果や製作に至った背景を書きたいと思います。

では、今回からはシンスプとカラダの硬さということで書きます。


このブログをお読みでシンスプを患ってしまっている方の中には、


「シンスプリントはカラダの硬さが原因である」


と言われた方もさぞかし多いことだと思います。

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治療院の先生やドクターからこのように言われてしまうと、


「確かにそうなのかな」、と思い込んでしまっている方も多いと思います。


まず、なぜカラダの硬さがシンスプの原因とされてしまったのか?


ということについて触れてみたいと思います。


カラダの硬さがシンスプの原因だと言われているのは、もうずいぶん昔からです。


私が研修をしているころから、そう教えられてきました。

(今でも、そのように教えているのがほとんどですが)


数十年前は、現在ほどシンスプの症例は多くはなく、


また、検査機器にしてもレントゲンしかありませんでした。


シンスプ→疲労骨折という流れも認識されていなかったような時代です。


そもそもシンスプの患者さまも現在ほど多くなかったというような状況です。


当時は、この痛みについて、


・何が原因なのか?

・なぜこのような痛みが出るのか?


ということについて、真剣に考えたことなどなかったのです。


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このテーマのまとめとして、


当院のシンスプリント外来に来られた患者さまのケースをご紹介します。


彼女は中学で陸上競技(短距離・ハードル)をしています。


当時中学3年生でしたが、1年数か月前からシンスプを患っています。


ということは、中学1年生の時から痛みが続いているということです。

患者さま1


その時に通院されたクリニックで、


「偏平足が原因だから、インソールを作ってください」言われました。


彼女の場合は外脛骨(足の骨の変形のことです)を持っていたために、


そのような診断にいたったのだと推測されます。


早速、足の型を取りインソールを作られたのです。

扁平足インソール
※こちらのインソールの画像はイメージです。      

当然、自分の脚専用に作ってあるのですから、


しっかりとシンスプが治るものと思っていたのですが、


結果はそのようにはいきませんでした。


走っても痛みは変わらない!ということです。


最初は痛みが出ても、


インソールさえしていればしっかりと効果が出てくれる、と考えていました。


でも、何か月経過しても痛みはなくなりません。


その結果に、インソールではシンスプの痛みはなくならない!


と判断されて当院にご連絡をいただきました。


早速、当院でシンスプ装具を製作されたのですが、


翌日からしっかりと痛みもなく、練習に復帰出来るようになったのです。


これは、シンスプは偏平足の結果ではない、ということを示しています。


このようなケースは彼女だけではありません。


インソールで治そうとされている治療所・診療所は多いですが、


結果が伴わない治療になってしまうことの方が多いのです。


次回からは、「
シンスプと体の硬さ」について書きます。


シンスプリントと体の硬さについては、その原因として言われることが多いのですが、


はたしてその真相はどうなのか?ということについて書きます。


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では、シンスプと偏平足の関係についてということで、まとめてみたいと思います。


これまでに書いてきましたが、


シンスプの原因として、

偏平足はそれほど重要視するほどのことはないということです。


偏平足をシンスプの原因とするには無理があるということなのです。


なぜなら、偏平足であってもシンスプにならない人はたくさんいるのです。


逆に、偏平足でないのにもかかわらず、シンスプで困っている方はたくさんいます。


両脚が偏平足なのに、片足のシンスプで悩んでいる人もたくさんいます。

偏平足バツ

いろいろなシンスプの患者さまの脚を観察していくと現実が見えてくるのです。


その見えてきた現実を検証していくと、


シンスプの原因というものが見えてくるのです。


よく、シンスプを発症された方に対して、

インソール(靴の中敷き)を処方されるケースがあります。


足の接地の状況によって、


それを改善するためにインソールで改善させましょうというものですが、


シンスプの場合は足のアーチを高くするようなインソールが処方されることが多いです。


偏平足がシンスプの原因であるとするのであれば、


足のアーチが高くなることでシンスプは改善されるはずです。

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しかし実際にインソールを敷いたところで、

シンスプが改善されたというケースは見たことはありません。


私自身、現在の装具療法を確立する前にインソールを勉強していました。


しかし、どのようなインソールを処方したところで効果が出なかったという経緯があります。


つまり、偏平足はシンスプの原因とはなりにくいということなのです。


このブログをお読みの方で、偏平足がその原因だと言われた方は、


ご自身の痛みの経過をよく見極めていただくことがとても重要です。


次回は、シンスプと偏平足の関係についてのテーマのまとめとして、


実際の患者さまのケースを紹介したいと思います。


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では、もう少しシンスプと偏平足について話を進めてみたいと思います。


偏平足をシンスプの原因とされる方の言い分は次のようなものです。


偏平足になることで、着地の際に衝撃が大きくかかるから、

シンスプリントになってしまうというものです。

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確かにわかりやすいのですし、もっともらしく聞こえます。


でも、これだとシンスプ=偏平足ということになってしまうのです。


実際に当院のシンスプ外来の患者さまで、偏平足の方はそれほど多くはありません。


40
%くらいではないかと思います。


つまり、偏平足はシンスプの原因と考えられなくはないけれど、


それを実証できるだけの統計も実証もないということなのです。


また、残りの60%の方は偏平足ではない、ということを考えると、


偏平足だけをシンスプの原因とするには、

あまりに短絡的過ぎるのではないかと思います。


ということは、

もっと別の視点からシンスプというものを考えなくてはいけないということになるのです。

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偏平足とスポーツ障害の関係性については、

いろいろな研究で取り上げられていたりしますが、

その実際についてははっきりとは断言できないのが現状です。


これをシンスプリントの患者さまに当てはめてみることにしましょう。


・偏平足がシンスプの原因なのだとすれば、

偏平足を持っている人は、すべてがシンスプになるはずである。

・偏平足がシンスプの原因なのだとすれば、

  偏平足ではない人が、シンスプにはなることはない。


ということが言えるはずなのですが、


実際にはそのようなことはありません。

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当院では年間600800人のシンスプの患者さまに来ていただいていますが、


そのようなことは断言はできないことなのです。


医学の研究のテーマとしてよく取り上げられていたりしますが、


シンスプになっている偏平足の方を必要以上にクローズアップし、


最初から一定の結論ありきで研究をしているような気がします。


なぜ、シンスプが発症するのか?

という本質を見失ってしまっている研究テーマが多いのです。


偏平足はシンスプを発症する直接的な原因となることはない、

というのが、当院の統計と経験から言えることなのです。

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