シンスプリント・オスグッド・シーバー病専門外来 つつじが丘接骨院のブログ2

当院では、シンスプリント、オスグッド、シーバー病などの痛みを中心として専門的な治療を提供しています。当院の治療の最大の特徴は、痛みを取るための装具をすることにあります。「装具を装着した日から効果を発揮する!」「何回も通院する必要がない!」などの特徴があります。
治療を繰り返しても、再発してしまったら何の意味もありません。
このブログでは、その効果や製作に至った背景を書きたいと思います。

前回までWalshの症状分類について書きました。


今回は当院でのシンスプの症状分類について書きます。


当院でのシンスプの症状分類は、


level
  運動時(運動中・後)に痛みはあるが、日常生活時には影響がない
level
  運動時(運動中・後)に痛みがあり、日常生活時にも痛みが生じる
level
  levelⅠとⅡの症状に追加して、装具をしていても痛みが生じる

という3つのカテゴリーに症状を分けています。

図1

Walshのようにパフォーマンスが発揮できているのかどうか?


という評価ではなく、

(パフォーマンスということでは曖昧な評価になってしまうためです)


シンスプの痛みを運動時と日常生活時の二つだけにしぼり、


その痛みの出る状況に応じて症状を3つに分けています。


この3つの状態に応じて治療を変えることになるのですが、


具体的には、


症状のレベルによって装具の使い方、種類、素材を変えましょう、


という感じで、症状の分類によって治療そのものが変わります。

シンスプリントの治療装具の素材
(上の写真はシンスプリントの治療装具の素材のひとつです)

一方、Walshの場合は、


stage
Ⅰの場合は経過観察、

stageⅡの場合はスポーツの内容を考えましょう、

stageⅢ、stageⅣの場合はスポーツを休みましょう、


という感じで、


せっかく症状を分類しているのにもかかわらず、


治療は安静の維持というのが主になってしまっています。

症状をランク分けしても、

治療自体は何も変わらないということでは何の意味もありません。


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前回はシンスプの症状を分類する方法としてWalshの分類について書きました。


Walsh
の分類とは、


stage
  運動後に痛みのみ
stage
  運動中に痛みがあるがパフォーマンスに影響はない
stage
  運動中に痛みがあり、パフォーマンスが低下する
stage
  安静時も慢性的な持続する痛み


という感じでシンスプの症状の程度を分類しているものです。


運動時や安静時の痛みについて言及していますが、


シンスプはここをしっかりと判断することがとても重要なことなのです。

4518_312_642-tibialis-posterior-site-for-emg

そうしないと、症状に応じた治療が提供できないということなのです。


実は、当院でもシンスプの症状を程度に応じて分けています。


当院のシンスプの症状分類は、


level  運動時(運動中・後)に痛みはあるが、日常生活時には影響がない
level
  運動時(運動中・後)に痛みがあり、日常生活時にも痛みが生じる
level
  levelⅠとⅡの症状に追加して、装具をしていても痛みが生じる

という感じで症状をシンプルに分類しています。


以前は、もっと細かく点数法で分類していたのですが、


シンスプの患者さまを多く診ているうちに、


そこまでは必要がないという結論に至りました。


当院の症状分類とWalshの症状分類の大きな違いは、


シンスプリントの痛みをもっと客観的に判断すべきだという考え方です。


Walsh
の場合、


パフォーマンスに影響があるかどうかを重要視していますが、


パフォーマンスが充分発揮できているのかどうかということは、


個人差が大きく、また競技によっても違います。


なので、パフォーマンスという曖昧なことについてはこだわってはいません。

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装具療法を始めてから、


症状によって装具の効果の出かたが違うという難題にぶつかりました。


これは、ある一定以上のシンスプの患者さまに対しては、


装具の効果の感じ方が甘くなってしまうということです。


では、どうすればいいのか?ということになりますが、


そこで出た答えが、


シンスプの症状レベルを分けてみる、ということでした。


その症状レベルによって、装具の製作方法や使い方を考え直せばよいのではないか?


ということです。


それが、当院で使っているシンスプリントの症状レベル判定というものです。

shin-splints

問診票でも使っていますが、


このレベルを事前に判断するだけで、あらかじめ症状レベルが判断できます。


実は同じようにシンスプの症状レベルを判断する基準として、


Walsh
の症状分類というものがあります。


stage
  運動後に痛みのみ
stage
  運動中に痛みがあるがパフォーマンスに影響はない
stage
  運動中に痛みがあり、パフォーマンスが低下する
stage
  安静時も慢性的な持続する痛み


Walsh
という名称が何に由来するのかは不明ですが、

このようにシンスプを症状別に分類しています。

※おそらくは整形外科医の名前なのだろうと思うのですが、
ご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えてください!


ずい分前からこの分類については提唱されていたらしいのですが、


恥ずかしながら、数年前まで私自身このWalshの分類については全く知りませんでした。


しかし、自分で考えたシンスプの症状分類とよく似たものでしたので、


この分類法を知った時には、


同じことを考える人がいるものだなと感心したものです。


ただし、Walshの分類の悪い点は、


いくら分類しようが、それが実際の治療に反映されていないところが残念なところです。


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今回から新しいテーマで書きます。


新しいテーマは、シンスプの症状レベルという内容になります。


シンスプの患者さまを診ていると、


必ずしも皆さんが同じ痛みではないことに気付きます。


・スポーツの時に痛む!

・クラブのメンバーがこなすメニューができない!

・朝起きた時の痛みが強い!

・歩いているときにも痛む!

・階段の昇り降りの時に痛い!

・痛む範囲が足首から膝の下まですごく広い!


など、同じシンスプであるにもかかわらず、その痛みの訴え方が大きく違うのです。

図1

なぜ、このようなことが起きるのか?


これは装具での治療を提供するうえで重要なことです。


そのシンスプの症状レベルを考えた装具を提供しないことには、


装具は全くの無駄になってしまうからです。


もう10数年前になりますが、


装具を提供し始めた当初、シンスプの症状に違いがあることなど考えもしませんでした。


しかし、いざ多くの方に装具を提供し始めてみると、


シンスプの症状によって、治り方が全く異なることがわかってきたのです。


それは装具療法を提供するうえで根本的な見直しを迫られることになったのです。


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このテーマをしばらく続けてきましたが、


今回はこのテーマのまとめということで書きます。


①筋肉(後脛骨筋)のけん引力がシンスプの原因とされているが、
 
ではなぜそれが疲労骨折へと悪化してしまうのか?


 ②後脛骨筋の引っ張る力によりシンスプが発症するのであれば、
  なぜ骨の内部から炎症が発
生するのか?
 (レントゲンよりもMRIの方が先にシンスプの状態を確認できる)


③シンスプに対して、マッサージ・鍼・ストレッチ・筋トレ・整体などをしても
 全く効果がないのはなぜなのか?
(筋肉の痛みであればそれほどの時間はかからないはずである)


 ④水泳や柔道などではシンスプが発症しないのはなぜなのか?

 (後脛骨筋を使うという点では他のスポーツと同じのはず)


 ⑤そもそもシンスプの原因とされる後脛骨筋と、
  シンスプの症状の場所は一致していないことの方が多い。


いろいろと書いていますが、


これらは、筋肉をシンスプの原因とすることの矛盾点です。

後脛骨筋2

こうした矛盾点を考察していくと、

明らかにシンスプの原因を筋肉に求める方がおかしなことだと考えるようになります。


では、一体シンスプの原因は何なのでしょうか?


こんなことを書いていると、


「原因など、どうでもいいんじゃないの?」と思われる方は多いと思います。


しかし、原因を知らないままでスポーツに復帰すると、


それはシンスプの再発へとつながってしまうことが多いのです。

shinsplint1


また、疲労骨折に悪化することも珍しくはありません。

ここはシンスプの治療を考えていく上で、一番重要なことです。


その点はあらためて新しいテーマで書くつもりにしています。


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