「シンスプは後脛骨筋が原因で発症するものではない」
ということをテーマにして書いています。
「何をバカなことを書いているんだろう?」
と思われる方もあるかもしれませんが、
これは、
シンスプリント約5000人という患者さまを診てきた経験と研究から断言できることです。
(シンスプは必ずしも後脛骨筋の走行に沿って痛みが出ているわけではありません)
むしろ、いまだにシンスプは筋肉が引っ張ることで起こるものだ!
と考えている方の根拠をお尋ねしてみたいものです。
さて、シンスプに限らず、こういう痛みには画像検査が必要になってきます。
画像検査とは、レントゲンやMRIなど目に見える検査のことを指します。
(シンスプの場合は、レントゲンよりもMRI検査の方が画像で確認できます)
シンスプには、必ずしも画像検査が必要だというわけではないのですが、
特に一定のレベル以上のシンスプになってくると、画像検査は必要になってきます。
一定のレベル以上というのには、
当院で決めている症状の程度があるのですが、
これも後々このブログのテーマとして書きたいと思っています。
少し脱線してしまいましたが、
画像検査とシンスプの原因に何が関係しているのかというと、
もし、筋肉が骨の表面を引っ張ることでシンスプが発症するのだとすれば、
その炎症は、画像となって確認できるはずなのです。
しかし、実際には、
レントゲンでシンスプの状態を確認できるところまで症状が悪化すると、
もうそれは、シンスプという状態を通り越している場合がほとんどだということです。
つまり疲労骨折だということです。
次回に続きます。
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