では、実際に装具療法で治った患者さまのケース(前回からの続き)をご紹介します。


シンスプの痛みが出てきた彼は、


これまでに御世話になっている整骨院の先生のところへ伺いました。


その結果、シンスプリントという診断をされました。


では、なぜシンスプになってしまったのかという説明になると、


「筋肉に骨が引っ張られることでシンスプが発症するから」


というものでした。

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(上の図は後脛骨筋の走行の様子をイラストに表しています)

で、どのような治療をされたのかというと、


針、マッサージ、テーピングという治療です。


彼が以前に太ももの裏の筋肉(ハムストリングス)を肉離れした時と同じ治療です。
(なぜ、シンスプも肉離れも同じ治療なのでしょうか?)

その治療をしてもらっても痛みはなくなることはありませんでしたが、


そのまま治療を受けながらクラブ活動に参加していました。


痛みを我慢して、治療を受けながら頑張っていましたが、


発症して1か月
も経たないのに、


朝起きた時の痛み、歩いている時、階段の昇り降りの時の痛みも加わってきました。


これは、シンスプの症状の判断のレベル2に相当する痛みです。

(症状判断については、新たにテーマとして書きます)


こうなってくると、クラブ活動にも支障をきたすようになってきます。


家族も心配するようになり整形外科での検査も受けました。


しかし、レントゲン検査を受けても特に異常は見つかりません。


整形外科のドクターのお話でも、整骨院の先生と同じく、


やはり「筋肉が硬いからシンスプになる」


というものでした。

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整骨院での治療、整形外科で痛み止めのお薬を続けながら、


陸上部での練習メニューもアップ程度に抑えています。


加えて、陸上部のトレーナーからは筋トレメニューも併用しています。


しかし、治らない!


少し良くなったと思ってジョギングをしても激痛が走る!


というような状況が続いています。


以降は次回へと続きます。


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