シンスプの症状レベルについて書いてきましたが、


今回はこのテーマのまとめということで書きます。


Walshの症状分類は治療を提供するうえであまり役に立つものではない。

 また、症状分類をしてもそれが治療に結びついてはいない。

・シンスプの症状レベルは、できるだけシンプルでわかりやすいものであることが重要。

 また、それが治療に結びつかなければならない。


ということなのです。


最近でも多くの論文などで、このWalshの分類は使われていますが、


実際の臨床においてはあまり意味のないものになっているように思います。


当院のシンスプの症状レベルの分類は、


シンスプリントの患者さまを5000人診てきた経験と研究から生まれてきたものです。


level
  運動時(運動中・後)に痛みはあるが、日常生活時には影響がない
level
  運動時(運動中・後)に痛みがあり、日常生活時にも痛みが生じる
level
  levelⅠとⅡの症状に追加して、装具をしていても痛みが生じる

というものです。

図1

こんな簡単な評価だけでシンスプの症状レベルが診断できるのだろうか?


と思われる方もあるかもしれませんが


それぞれのレベルの評価法には、


もう少しプラスして考慮しなければならない項目があります。


ただし、そこまでこのブログで書くとわかりにくいものになりますから、


その点は割愛しようと思っています。

(この先、考えが変わってそこまで書くかもしれませんが…)


このテーマは、一応今回で終了とします。


次回からは、

「シンスプリントにマッサージは効果あり?」というテーマで書きます。

いまだにシンスプにマッサージが有効だと考えている方は、

治療をする側、治療を受ける患者さまにおいても少なくありません。

はたして、マッサージは本当に有効なのか?

ということを本音で書いていきたいと思っています。


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