前回に続いて、


シンスプにより発症する疲労骨折のタイプについて解説しています。


③レントゲンでもMRI検査でも疲労骨折が確認でき、それが多発しているタイプ


この骨折の特徴は、


脛骨のあらゆる場所で骨折が多発してしまっている。ということです。

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シンスプリント5000症例を診てきた私でも、これまで数例しか診たことがありません。


それくらい珍しいタイプです。


なぜ、ここまで悪化してしまうのか?ということですが、


このタイプの骨折に共通していることがあります。


・大学生あるいは高校23年生である。

・女性に発症するケースが多い(女性しか診たことありません)

・陸上部

・中学生の時からシンスプを患っていることが多い。

・頑張り屋という性格である。


ということなのです。


共通する事項や問診などから推測できることは、


練習は絶対に休めない、

あるいは休ませてもらえないというクラブの活動状況で、


本人も絶対に休まない、という強い意志を持っています。

(クラブを休めないというのは、指導者の指導だけではなく、同じクラブの人から陰口を言われてしまうということもあります)


基本的な走り方に問題があるにもかかわらず、


シンスプが痛むためにフォームを変える余裕もないということも共通しています。


あと、このタイプを何人か診てきた経験から言うと、必ず女性なのです。


これはフィジカル的な問題ではなく、


男性の場合はそこまで我慢が出来ずにリタイアしてしまうということなのだと思
います。


このような条件が揃ってしまうことで、脛骨のあちらこちらに負担がかかります。

(これは走り方が変わってしまうことで負担のかかる箇所が変わるのだろうと思います)


そして、このような不幸なケースが発症してしまうのです。

このケースでは、整体・鍼治療・ストレッチ・マッサージなどのような治療では、

絶対に効果は出ません。


しかし、当院では、


このようなケースでもしっかりと結果を出せるように対応させていただいています。

それだけ装具療法は効果的な治療なのです。

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