このテーマのまとめとして、
当院のシンスプリント外来に来られた患者さまのケースをご紹介します。
彼女は中学で陸上競技(短距離・ハードル)をしています。
当時中学3年生でしたが、1年数か月前からシンスプを患っています。
ということは、中学1年生の時から痛みが続いているということです。
その時に通院されたクリニックで、
「偏平足が原因だから、インソールを作ってください」言われました。
彼女の場合は外脛骨(足の骨の変形のことです)を持っていたために、
そのような診断にいたったのだと推測されます。
早速、足の型を取りインソールを作られたのです。
※こちらのインソールの画像はイメージです。
当然、自分の脚専用に作ってあるのですから、
しっかりとシンスプが治るものと思っていたのですが、
結果はそのようにはいきませんでした。
走っても痛みは変わらない!ということです。
最初は痛みが出ても、
インソールさえしていればしっかりと効果が出てくれる、と考えていました。
でも、何か月経過しても痛みはなくなりません。
その結果に、インソールではシンスプの痛みはなくならない!
と判断されて当院にご連絡をいただきました。
早速、当院でシンスプ装具を製作されたのですが、
翌日からしっかりと痛みもなく、練習に復帰出来るようになったのです。
これは、シンスプは偏平足の結果ではない、ということを示しています。
このようなケースは彼女だけではありません。
インソールで治そうとされている治療所・診療所は多いですが、
結果が伴わない治療になってしまうことの方が多いのです。
次回からは、「シンスプと体の硬さ」について書きます。
シンスプリントと体の硬さについては、その原因として言われることが多いのですが、
はたしてその真相はどうなのか?ということについて書きます。
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