シンスプリント・オスグッド・シーバー病専門外来 つつじが丘接骨院のブログ2

タグ:治療

前回まで、


シンスプリントが疲労骨折を起こしてしまった場合のケースを書きました。


では、なぜこのようなことが発生するのかということについて書きます。


これまでこのブログでは、


・シンスプは筋肉の硬さなどでは発症しない

・カラダの硬さが原因であるということも否定している

・骨盤の歪みなどが原因でシンスプは発症しない


ということを一貫して書いています。


なぜなら、上記のようなことが原因で疲労骨折などは発症しないからです。

シンスプリントのレントゲンとMRI画像

現在様々な治療が提供されていますが、


そのほとんどは、上記のようなことをシンスプの原因としています。


だから治すことができないのです。


骨が損傷しているのにもかかわらず、


マッサージ、整体、骨盤矯正、鍼治療、テーピング、筋トレなど、


その治療の対象は筋肉、関節となっています。


なぜ、シンスプが疲労骨折へと悪化するのか?ということを、


突き詰めて考えていくと、


そこには、これまでは違う見解が生まれてくるのです。


次回は、シンスプリント外来、装具製作ラボに来られた患者さまの中から、


シンスプが疲労骨折へと悪化してしまったケースを紹介したいと思います。

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前回に続いて、


シンスプにより発症する疲労骨折のタイプについて解説しています。


③レントゲンでもMRI検査でも疲労骨折が確認でき、それが多発しているタイプ


この骨折の特徴は、


脛骨のあらゆる場所で骨折が多発してしまっている。ということです。

copy123

シンスプリント5000症例を診てきた私でも、これまで数例しか診たことがありません。


それくらい珍しいタイプです。


なぜ、ここまで悪化してしまうのか?ということですが、


このタイプの骨折に共通していることがあります。


・大学生あるいは高校23年生である。

・女性に発症するケースが多い(女性しか診たことありません)

・陸上部

・中学生の時からシンスプを患っていることが多い。

・頑張り屋という性格である。


ということなのです。


共通する事項や問診などから推測できることは、


練習は絶対に休めない、

あるいは休ませてもらえないというクラブの活動状況で、


本人も絶対に休まない、という強い意志を持っています。

(クラブを休めないというのは、指導者の指導だけではなく、同じクラブの人から陰口を言われてしまうということもあります)


基本的な走り方に問題があるにもかかわらず、


シンスプが痛むためにフォームを変える余裕もないということも共通しています。


あと、このタイプを何人か診てきた経験から言うと、必ず女性なのです。


これはフィジカル的な問題ではなく、


男性の場合はそこまで我慢が出来ずにリタイアしてしまうということなのだと思
います。


このような条件が揃ってしまうことで、脛骨のあちらこちらに負担がかかります。

(これは走り方が変わってしまうことで負担のかかる箇所が変わるのだろうと思います)


そして、このような不幸なケースが発症してしまうのです。

このケースでは、整体・鍼治療・ストレッチ・マッサージなどのような治療では、

絶対に効果は出ません。


しかし、当院では、


このようなケースでもしっかりと結果を出せるように対応させていただいています。

それだけ装具療法は効果的な治療なのです。

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では、前回に続き、


シンスプにより発症する疲労骨折のタイプについて書きます。


②レントゲンで明らかな骨折が確認できるタイプ


このタイプはレントゲンで直ぐに判明しますから、


素人の方が検査画像を見てもすぐにわかります。

シンスプリントが疲労骨折1

上の画像は、
シンスプが疲労骨折を起こしてしまった場合をわかりやすくイラストにしたものです。


明らかに骨に線が入ってしまっています。


極端に脚に負荷がかかる競技に多いのですが、


①の状態を我慢して競技を続けてしまうことで、

このタイプに進行してしまうこともあります。

IMG_4128

また、シンスプになったこともない人がある日突然こうなってしまった、


ということもあるのです。


このあたりの原因については、これから書く予定にしています。


③レントゲンでもMRI検査でも疲労骨折が確認でき、それが多発しているタイプ


おそらく、このタイプの疲労骨折を診たことのある医療関係者はかなり少ないと思います。

copy123

当院でも年に1例あるかどうかというくらい、発症率は低いタイプです。


私が診ても、可哀想になるくらい経過も悪いですし、


治るまでには相当な期間を要してしまいます。


まして、競技に復帰出来るまでにはもっとかかります。


本人の痛みも相当なものだと思います。


画像から判断できることは、


脛骨が虫食い状態になってしまっている、ということです。


なぜ、ここまで骨折が進んでしまうのか、ということについては、


推測になってしまいますが、次回に書きたいと思います。

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さて、今回はシンスプが疲労骨折へと悪化してしまう過程について書きます。


下記の図は、すねの断面図です。

4518_312_642-tibialis-posterior-site-for-emg


茶色に写っているのが骨になります。


二本ある骨のうち、太い方の骨が脛骨となります。


ここで着目していただきたいのが、


疲労骨折を起こすのは、細い方の骨(腓骨)ではなく、


太い方の骨(脛骨)であるということです。

tibial-stress-fractureial


細い方の骨が疲労骨折を起こすこともありますが、

(細い方の骨が骨折を起こしたとしても、基本的にはシンスプリントと呼んでもいいのではないかと考えています)


ほとんどは太い方の骨が骨折を起こしてしまうことの方が多いのです。

(なぜ、細い方の腓骨ではなく、脛骨なのであるかは今後このブログで書きます)


脛骨の疲労骨折は、最初からレントゲンに映ることは稀です。


レントゲンに写らないからこそ、


骨には問題がない、という診断になってしまうのですが、


この時点で、画像だけではなく、


症状も合わせて考えてあげることができれば、


疲労骨折を起こしてしまう確率はグンと低くなるはずです。

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では、今回からシンスプと疲労骨折について具体的に書きたいと思います。


このテーマで書く内容は、


・疲労骨折とは?

・検査写真(レントゲンやMRI検査)

・その患者さまの状況、


など、そのあたりをわかりやすく書きたいと思います。


まずは最初として、疲労骨折とは何だろう?ということについて書きます。


疲労骨折とは、


明らかな原因(転んだ、落ちた、捻じったなど)がないのにも関わらず、


骨が折れてしまうケースのことを指します。


明らかな原因は見当たらないのですが、


一度では骨折しない程度の力が繰り返し加わることで起こるものです。


シンスプリントの場合で言えば脛骨、

疲労骨折5

足の痛みで多いのは第2・3中足骨、


疲労骨折3

体幹で多いのが肋骨、ということになります。


最近、シンスプが疲労骨折になることが理解されてきていますが、


数年前までは、

シンスプが疲労骨折になることなど誰もがわかっていなかったことでした。


当院では、この点にいち早く着目していたのですが、


シンスプの場合は、疲労骨折の初期の場合ではレントゲンに映らないこともあり、


一般の方はもちろんのこと、


業界においても、理解していなかった先生がとても多いのが実際だったのです。

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