シンスプリント・オスグッド・シーバー病専門外来 つつじが丘接骨院のブログ2

タグ:症状

シンスプの症状レベルについて書いてきましたが、


今回はこのテーマのまとめということで書きます。


Walshの症状分類は治療を提供するうえであまり役に立つものではない。

 また、症状分類をしてもそれが治療に結びついてはいない。

・シンスプの症状レベルは、できるだけシンプルでわかりやすいものであることが重要。

 また、それが治療に結びつかなければならない。


ということなのです。


最近でも多くの論文などで、このWalshの分類は使われていますが、


実際の臨床においてはあまり意味のないものになっているように思います。


当院のシンスプの症状レベルの分類は、


シンスプリントの患者さまを5000人診てきた経験と研究から生まれてきたものです。


level
  運動時(運動中・後)に痛みはあるが、日常生活時には影響がない
level
  運動時(運動中・後)に痛みがあり、日常生活時にも痛みが生じる
level
  levelⅠとⅡの症状に追加して、装具をしていても痛みが生じる

というものです。

図1

こんな簡単な評価だけでシンスプの症状レベルが診断できるのだろうか?


と思われる方もあるかもしれませんが


それぞれのレベルの評価法には、


もう少しプラスして考慮しなければならない項目があります。


ただし、そこまでこのブログで書くとわかりにくいものになりますから、


その点は割愛しようと思っています。

(この先、考えが変わってそこまで書くかもしれませんが…)


このテーマは、一応今回で終了とします。


次回からは、

「シンスプリントにマッサージは効果あり?」というテーマで書きます。

いまだにシンスプにマッサージが有効だと考えている方は、

治療をする側、治療を受ける患者さまにおいても少なくありません。

はたして、マッサージは本当に有効なのか?

ということを本音で書いていきたいと思っています。


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では、当院でのシンスプの症状レベルについて具体的に書きます。


当院でのシンスプの症状分類は、


level
  運動時(運動中・後)に痛みはあるが、日常生活時には影響がない
level
  運動時(運動中・後)に痛みがあり、日常生活時にも痛みが生じる
level
  levelⅠとⅡの症状に追加して、装具をしていても痛みが生じる


というものですが、


実際にはこれだけではなく、その患者さまの症状も合わせて考慮しているのが特徴です。


①シンスプの痛みの長さ

②シンスプの痛みの場所

③シンスプをどれくらいの期間患ってきたのか?


この3つの状態も合わせて考慮して、症状レベルを決めるのです。


①シンスプの痛みの長さ

シンスプ発症部位 ブログ用4

痛みの長さは、

脛骨の長さに対してどれくらいの割合で痛みの長さが占めているのか?


ということになります。


②シンスプの痛みの場所

シンスプ発症部位 ブログ用3

シンスプが痛む場所は、

シンスプの原因となる運動やそれまでの経過によって、


変わることが多く、これも症状レベルを決める判断材料になります。


③シンスプをどれくらいの期間患ってきたのか?


シンスプは長期間患ってしまうことの多い痛みです。


当院でもシンスプを患っている期間の長い患者さまは,

18年という方もいらっしゃいました。


痛みがどれくらい続いているのか?ということは症状レベルを考慮する材料となります。


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前回までWalshの症状分類について書きました。


今回は当院でのシンスプの症状分類について書きます。


当院でのシンスプの症状分類は、


level
  運動時(運動中・後)に痛みはあるが、日常生活時には影響がない
level
  運動時(運動中・後)に痛みがあり、日常生活時にも痛みが生じる
level
  levelⅠとⅡの症状に追加して、装具をしていても痛みが生じる

という3つのカテゴリーに症状を分けています。

図1

Walshのようにパフォーマンスが発揮できているのかどうか?


という評価ではなく、

(パフォーマンスということでは曖昧な評価になってしまうためです)


シンスプの痛みを運動時と日常生活時の二つだけにしぼり、


その痛みの出る状況に応じて症状を3つに分けています。


この3つの状態に応じて治療を変えることになるのですが、


具体的には、


症状のレベルによって装具の使い方、種類、素材を変えましょう、


という感じで、症状の分類によって治療そのものが変わります。

シンスプリントの治療装具の素材
(上の写真はシンスプリントの治療装具の素材のひとつです)

一方、Walshの場合は、


stage
Ⅰの場合は経過観察、

stageⅡの場合はスポーツの内容を考えましょう、

stageⅢ、stageⅣの場合はスポーツを休みましょう、


という感じで、


せっかく症状を分類しているのにもかかわらず、


治療は安静の維持というのが主になってしまっています。

症状をランク分けしても、

治療自体は何も変わらないということでは何の意味もありません。


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前回はシンスプの症状を分類する方法としてWalshの分類について書きました。


Walsh
の分類とは、


stage
  運動後に痛みのみ
stage
  運動中に痛みがあるがパフォーマンスに影響はない
stage
  運動中に痛みがあり、パフォーマンスが低下する
stage
  安静時も慢性的な持続する痛み


という感じでシンスプの症状の程度を分類しているものです。


運動時や安静時の痛みについて言及していますが、


シンスプはここをしっかりと判断することがとても重要なことなのです。

4518_312_642-tibialis-posterior-site-for-emg

そうしないと、症状に応じた治療が提供できないということなのです。


実は、当院でもシンスプの症状を程度に応じて分けています。


当院のシンスプの症状分類は、


level  運動時(運動中・後)に痛みはあるが、日常生活時には影響がない
level
  運動時(運動中・後)に痛みがあり、日常生活時にも痛みが生じる
level
  levelⅠとⅡの症状に追加して、装具をしていても痛みが生じる

という感じで症状をシンプルに分類しています。


以前は、もっと細かく点数法で分類していたのですが、


シンスプの患者さまを多く診ているうちに、


そこまでは必要がないという結論に至りました。


当院の症状分類とWalshの症状分類の大きな違いは、


シンスプリントの痛みをもっと客観的に判断すべきだという考え方です。


Walsh
の場合、


パフォーマンスに影響があるかどうかを重要視していますが、


パフォーマンスが充分発揮できているのかどうかということは、


個人差が大きく、また競技によっても違います。


なので、パフォーマンスという曖昧なことについてはこだわってはいません。

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装具療法を始めてから、


症状によって装具の効果の出かたが違うという難題にぶつかりました。


これは、ある一定以上のシンスプの患者さまに対しては、


装具の効果の感じ方が甘くなってしまうということです。


では、どうすればいいのか?ということになりますが、


そこで出た答えが、


シンスプの症状レベルを分けてみる、ということでした。


その症状レベルによって、装具の製作方法や使い方を考え直せばよいのではないか?


ということです。


それが、当院で使っているシンスプリントの症状レベル判定というものです。

shin-splints

問診票でも使っていますが、


このレベルを事前に判断するだけで、あらかじめ症状レベルが判断できます。


実は同じようにシンスプの症状レベルを判断する基準として、


Walsh
の症状分類というものがあります。


stage
  運動後に痛みのみ
stage
  運動中に痛みがあるがパフォーマンスに影響はない
stage
  運動中に痛みがあり、パフォーマンスが低下する
stage
  安静時も慢性的な持続する痛み


Walsh
という名称が何に由来するのかは不明ですが、

このようにシンスプを症状別に分類しています。

※おそらくは整形外科医の名前なのだろうと思うのですが、
ご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えてください!


ずい分前からこの分類については提唱されていたらしいのですが、


恥ずかしながら、数年前まで私自身このWalshの分類については全く知りませんでした。


しかし、自分で考えたシンスプの症状分類とよく似たものでしたので、


この分類法を知った時には、


同じことを考える人がいるものだなと感心したものです。


ただし、Walshの分類の悪い点は、


いくら分類しようが、それが実際の治療に反映されていないところが残念なところです。


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